「君結構可愛いねぇ」


「いえ、そんなことないです」


「謙遜しちゃって。じゃあ、さっそく始めてもらおうか」


「・・・分かりました」


「ほら、早く咥えて?」





今日も私は知らない男のモノを咥える。

決して美しい仕事なんかではない。
汚い仕事。


胸を張って言える仕事でもない。



「ほら、もっと奥まで咥えろよ」


「・・・うっ」


ここに来るお客さんは
きっと何かを抱えてる人達や
ただの性処理道具として私たちを見ているはず。

・・・私も。
私もお客さんをただのお金としか見ていないからどっちもどっちだ。




「今日も、最後まで頼むよ」


「はい」



私に拒否権なんてものはない。

選択肢は一つだけ。




「・・・あぁ、いい。気持ちいいよ。ほら、もっと腰動かして」


「はぁっ・・・あんっ」




・・・彼らを気持ちよくさせて、
大金を巻き上げる。

そして、
私の目的を果たす。


それだけの事。