「…なにいってんだ」


佐伯…いや、愛は驚いた顔をする


「いいいいいいつから起きてたの!」


「笹原くんって俺を呼んでるとき」


「それ最初っからだよ!」


愛は俺の方を見て顔を真っ赤にさせた





なんだこいつ


「笹原くんの…」


一瞬悲しそうな顔を浮かべてすぐ真剣
な顔になった


「…なんでもない!
じゃあ帰るね!バイバイ」


下を向きながら愛は俺の顔を見ずに玄
関へむかった


もう逃がさない