そして、そのメールを見た人たちは、走る。美々様がいるところに。
目印は、悲鳴。いや、歓声だ。そこに目掛けて走れば、

「美々様!美しすぎます!」

「美々様!好きです!」

「キャーッ!美々さまぁっ!私に微笑んでください!」

そんな大歓声が聞こえる。
それに、“美々様”は、
「ありがとう。」

「私よりもあなたのほうが可愛いわ。」

「(にっこり)」
としていた。



それが、日常だ。