―場所は変わって、広い草原―――


「もうしません、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…」


「いいえ。奈々はこれで私の読書タイムを邪魔したのが5回目。心が寛大な私ももう、限界よ。だから、」
「だから、痛い目をみさせる…と?」
「いいえ。1回、あなたを沈めるわ」
「どこにぃぃぃっ!?」
「ふふっ。(にっこり)」




「深い眠りの中に。」




「え、永眠しろとおっしゃりたいんでしょうか…?」

頬をひきつらせながら、おずおずと奈々が聞く。





「イエス」