その紅織の嬉しそうな様子をみて、奈々と美々も顔が綻ぶ。
「かぁわいーわぁ♪」
「そうですわね。さぁ、紅織、行きましょうか」
「うん!」





キャーキャーキャーキャーキャーキャーキャーキャーキャーッ!!


「美々様、可愛すぎます〜!!」
「あら、そんなことないわ。香椎さんの方が私より可愛らしいわ」
「…ッ!!み、美々様が私の名前を覚えてくださっていただなんてッ!!万感の至りッ!!」
美々に香椎さんと呼ばれた女子生徒は、嬉しそうに涙を流していた。