生徒会室に駿河くんとふたりになる



そういえば、あたしの素ばれちゃったんだ



面倒くさいな



とりあえず、口止めだけして帰りますか




「駿河くん、今日は迷惑かけてごめん」





「気にしないで、俺はへーき」






「それと、わかってるとは思うけど、普段のあたしは偽りで、これが本当のあたし


まあ、要は猫をかぶってるんだけど


幻滅するならそれでもいい」






あたしは、別に幻滅されようと、嫌われようと大丈夫



だけど、仕事のことだけは知られるわけにはいかない




全ての計画が、あたしの努力が無駄になる





そして、高野さんを助けることができなくなる





「だけど、この事は秘密にして欲しい」





あたしからこの仕事をとったら何にも残らないから