私は少し眠ると、
着替えて朝食を食べた

「お嬢様…今日はご機嫌ですね?」

『そう見える?♪』

まだ、朝方の事が
忘れられないのです。笑

『じゃ、行ってきまーす!』

ガチャ

ドアを開けると、

「美雨!」

一気にテンションが下がりました…。

玄関の前には
高級車に乗った
私の一応彼氏
大学生のお金持ち
リュウタがいたからだ…

なんでいるの…?って感じ…

私は冷静を装って
『どうしたの?大学は?』

「講義は昼からなんだ。美雨どっか行かない?」

考える暇もないよね。

『今日はごめんね…?大事な授業があるからサボれないの……』

もちろん,嘘だけど。笑

うちの学校で大事な授業とか
あるわけないじゃん。笑

「そっか…じゃぁ,仕方ないな…学校まで乗せて行くよ」

はぁ…

『ありがと』

ブゥゥン~

リュウタといても
全然楽しくない…

雫の顔が頭から離れない…
笑顔も優しい声も…

気付けば,学校の裏口に
車が止まっていた

は?なんで裏口?

『なんで裏口?』

「美雨…」

私は振り向くと、

チュッ

え?

リュウタにキスされた

「美雨…」

リュウタの手がどんどん
下に下がってくる

『ちょっと…だれかに見られ…ァッ』

こんな男のために
感じたくないのに…

体は言う事を聞いてくれない

「誰もこねぇよ…美雨もしたいだろ?」

あんたなんかと
したくないけど?

だけど、そんな事を
言える余裕なんてなかった


また愛のない行為が
繰り返された…