それでも君は…


「菜優~。帰ろーぜ~!」


「ん?あ!はーい。」



「なぁ~菜優。今日クレープ食べいこ?」



「いいょ!!」
わぁ~クレープ~久しぶりだな~♪


なんて、靴を履きかえ、話しながらクレープ屋さんまで来ていた。


「なにがいい?」



「陵なにたべるの?」
どーせなら違うのがいいよね~。ん~。


「おれ~、チョコバナナクレープ」



「じゃ~、私苺クリームチョコ」


「ん、わかった」
ん?おごってくれる感じ??



「え??なに?おごってくれるの??やった~」


「おう!久しぶりだし、金あるし??」

なんて、笑いながらいってるけどいつも
優しくおごってくれるんだよね。

今度、なにか作ってあげようかな~。




「ん、明日さ部活あるわ。なんだっけ?えっと、春希君?明日来るかな?」


「あ~、いくんじゃね?」
…早く明日になんないかな~。



「そっか。可愛がってやろ!」


「バスケ上手いから楽しみにしてろー!」
へ~。楽しみだなぁ!!


「うん!めっちゃ楽しみ!」
クレープ食べ終わっちゃったな…。


「帰ろっか?」
なんだ??思ってることわかったのかな??


「え??うん。そだね。」



「どした?」
挙動不審だったのか笑われたぁ…!!ハハハ


「食べ終わっちゃった…って考えてたら
帰ろっか?って言われたから心を読んだのかと…」


「いや、見ればわかるから!」



「あ、そか。」
そーでした!!そーだよね!!たしかに。


「いこ!」