あの日の紅を僕は決して忘れはしないだろう
君が流した紅を



紅の君へ



『依存』
そんな言葉がぴったりだったのだろう
僕は君なしでは生きてはいけないと思っていたのだから

何処へ行くにも君と一緒だった
何をするにも君と一緒だった
何時でも君と一緒だった

それは
『好き』
と言うほど綺麗なものではなくて
『愛しい』
と言うほど深いものではなく
ただ君に『依存』していた