Wonderful DaysⅠ





視線だけを向ければ、意味ありげな笑みを浮かべてこっちを見ていて。


「まぁ、明日は土曜だしな」


ウインクしながら、ぽん、と肩を叩いてくる。

長い付き合いの葵には


「……………………」


「担任には伝えておくから、ゆ~っくり休んで体調戻せよ」


俺が急いでいる理由がなんとなく分かっているようで……


「……あぁ」


それに返事をして、マークさんからの書類を手に取った。


「また月曜な」

「気をつけて帰れよ」


二人の声に手を上げて、廊下へと踏み出した時には目的地に向かうことで頭がいっぱいだった。