すぐさま生きている私は
その男から離れて間合いをとる。
男と女じゃ、力の差は明確だから
つば迫り合いになったら
確実に負けてしまう。
それを避けるために、間合いを
保っているようだったけど…
そんなことをしていたら、
生きている私の体力がどんどん
削られていくだけのような気がした。
生きている私が、肩で息をし始め
しかも壁際に追い詰められていく。
そして…
男が、刀を振り上げた…!
私がたまらず、手で目を覆った瞬間…
キィンっ!
と、刀と刀がぶつかり合う金属音が
静かな夜の街並みにこだまして
私は恐る恐る目を開ける。
すると、生きている私を守るように
立って、刀を受け止めている人物がいた。


