手には、何か長い物を風呂敷
に包んで持っていた。
こんなところに突っ立ってても
なにも始まらないよね…
そう思った私は、私に着いていくこと
にした。
自分に着いていくっていうのも
変な話なんだけど…
着いて行ってすぐに、私は異変に
気づいた。
足音が、ずっと着いてくるのだ。
私のものではないし、生きていた
私のものでもない。
つけられてる…?
けど、そんなことは、生きている私
はとっくにわかっていたようだった。
生きている私は、さっと曲がり角
を曲がってしまった。
私も見失わないように、走って
曲がり角を曲がると…
生きている私は、曲がり角を曲がって
すぐのところに佇んでいた。


