そんな事を考えていたとき
ふっと、体の力が抜けて
私は座り込む。
やっぱり、龍さんが言ってた通り
この世のものに長く触れていては
いけないんだと思う。
だけど、私の体からは、消える兆し
が見えないから、少し安心した。
生きていた時の私が、
何をしていて、どうして死んだのか
誰かに憎まれたりはしてなかったか
とか...気になることがたくさん
あるから、私は、過去を知るまでは
絶対に消えたくなかった。
けど、最近、思うことがある。
さっきみたいに、龍さんが
危ない目にあって、それを
助けられるのなら、消えてもいいかも
しれない...


