そして、そのまま私は
その場にへたり込んでしまう。
龍さんは驚いたように私に目を
向けて、口を開きかけたけれど
黒ずくめの人がいることを
思い出したかのように、ぐっと
口をつぐんだ。
けれど、こちら側に気遣わしげな
視線を向けてくれていた。
それから間もなくして
警察、という人達が
黒ずくめの人を連れていった。
その、警察と言う人たちに
龍さんは色々と聞かれている
みたいで、時々もどかしそうに
こちらを見ているのに気づいた。
龍さん、なにか、言いたいこと
でもあるのかな?
けど、今はほかに人がいるから
私が話すのは構わなくても
龍さんが話すわけにはいかない。


