「あ、そうだ龍さん!」
「んー?」
「これ、飲んでください」
と、はるが渡してきたのは
粉末状のなにか…
「これ…なに?」
「風邪によく効くお薬です!って…、昨日も飲んでたじゃないですか」
「…昨日までなんか意識がはっきりしてねぇんだよな…」
「まぁ…ぶり返したら大変ですし、ちゃんと飲んでくださいね」
そういって、はるはにっこりとほほ笑む。
「この薬…どうしたんだ?」
「それも忘れちゃったんですか?私が作りました」
「…は?」
はるが…作った…?
「お前が?」
「はい!お薬の知識は、なぜだかあるんです」