その日の夜、いつもの様に 晴と他愛もない話をしていたけど 意を決して口を開く。 ちゃんと、言っておかなきゃだめだ。 晴が、手の届くところに いるうちに。 「晴」 「はい?」 にこにこと、笑顔で俺を見上げる晴。 「真堂から、成仏するときに記憶を消すか消さないか選べるって聞いた」 そう切り出すと、晴の表情は固まる。 「晴が、どうするつもりなのかも、聞いた。」