「そういえば…」 と、龍さんはつぶやいて 紙袋を置き、自分の部屋に入って 行ってしまった。 「龍さん?中、見ないんですか…」 と、言いながら龍さんの部屋に 入ろうとすると、龍さんはすぐに 出てきた。 手には、白い封筒。 「それ…」 「まだ、読んでなかった」 龍さんはそういって、椅子に座って 封筒を開けた。 そして、手紙に目を通していく。 さすがに、勝手に見るのは悪いと 思って、私は床に正座をして、龍さんが 読み終わるのを待った。