幽霊女に恋をした。

「そう、ですね...確かに、自分のことで困った事ってないかも」


「...晴ちゃんは優しいんだな」



優しいって...柊羽さんだって、十分


優しいと思うけど。





「私には、特別親しい友達とか、居なかったんです」


急に、話が変わってしまったような


気がしたけど、私は構わず続けた。



「だから、私の事をよく分かってくれるのは兄様だけで。...少し、柊羽さんが羨ましいです」