イジワル上司のヒミツ

「さっさと乗れよ」

「え…」

「乗るときは、モタモタすんなってこと。のろいなら、置いてく」

「は、はいっ」


そういうことか(汗)



若干ドキドキしながら、マンションの目の前に停まる車に小走りで近づく。


先に湊さんが車の後ろのドアを開け、私に首で「乗れ」と指示をする。

私はビクビクしながらも、急いで車に乗り込んだ。



うわ…中広い……


車内に入ると、中の広さに驚く私。

中はちょっとした部屋のような空間になっていて、足も余裕で伸ばせるし、寝ることだってできそう…




「早く奥に詰めろ」

「あ、ご、ごめんなさい…」