イジワル上司のヒミツ

マコトさんは、私の言葉にクスクスと笑い、湊さんは「あほ」と言っていた。





「特殊メイクって、すごいですね!」


言われなかったら、全然わからないもん!






「特殊メイクの技術は、年々進んでるからね。全くの別人にすることだってできるよ」

「へえ…」


私もやってもらいたい!





「お前。マジで遅刻するぞ」

「え?」


湊さんのその言葉を聞き、時計を見ると………




「げ!もうこんな時間!!?」


いや、ギリギリ?

電車に乗り遅れたらアウトだよ!




遅刻はヤバイよっ!

私、先週もしちゃったし………




「車は来てる?」

「うん。もう下に来てるよー」

「ヨッシャ。おい、お前も来い」



………!