イジワル上司のヒミツ

…湊さんに気の毒で、こんなこと口が裂けても言えないな(汗)




「お。これ好き」

「!」


テレビのチャンネルを回していた湊さんが、ある番組で指を止めた。

その番組は、昔からやっているトークバライティー番組。





「この番組おもしろいですよね」

「うん。昔から観てる」

「私もです」


茉莉も好きだったよな、確か。

用事があって観れないときは、録画してるし…




ちょうどその番組が始まり、私たちはテレビに釘付けに…


無言になっても、全然気にならないな。

ま、お酒も入ってるから…私自身、他人に気を使うこととか、どーでも良くなってるのかも(笑)


お酒って、やっぱりいいな♪




私は気分よく飲んだ。

なにかも忘れていた。














「おい…」





あれ?

誰か、なんか言った?







「おい。……てば!」

「………えっ!」


誰かに頬を軽く叩かる。

目を開けると、目の前には湊さんがいた。





「ぎゃあっ!」


私はびっくりして、飛び跳ねてしまう。




「もう起きろ。会社遅れるぞ」

「へ………?」



起きろって……?