「へ……?」


今、なんて?




「嫌なのか?」


ブンブンと、首を横に振る。





「じゃあ、決まり」

「でも大丈夫?週刊誌とかに撮られたら、やばいんじゃ…?」


このマンションに私が湊さんと入った時点で、もう撮られた可能性もあるのに。





「んー…じゃあ特殊メイクして、家政婦のおばちゃんにでも変装すれば?」

「おば、おばちゃんに!?」


どうして、おばちゃん!!?





「お前がおばちゃんに変装してくれれば、もう俺が変装する必要ねえじゃん」

「嫌だよ!」

「大丈夫!秘密は守るから♪」

「そういう問題じゃないってばっ」



これからも、二人の秘密は増えていく…

私の隣には、いつもこの人がいる…





「じゃあ、思いきっておばあちゃんは?」

「もっと嫌だよ!(汗)」

「とりあえず、一回やってみろよ。マコトに電話しよ」

「やめてー」




そして、この上司と部下のような関係も、ずっと続いていくといいな…




end