夜中、湊さんちに帰ってきた私たちは、お風呂に入ったあと、脱衣所で今日のことを話す。




「…うまくいったのかな(汗)」

「まあ、みんなすげー驚いてたけど、最後は和気あいあいとしてじゃん」

「うん…」


みんな驚いてた。

当然だよね(汗)


特に梓と沙耶香にいたっては、びっくりし過ぎて半泣きだったし…


でも、ちゃんと話したら、二人ともわかってくてれて…

私の恋を応援すると言ってくれた。



心配してた、二人の彼氏たちの方も、

湊さんが芸能人だと知っても、プライベートを探る質問や、失礼な態度を取ったりすることはなかった。




梓と沙耶香に紹介できて良かった。

私にとっては、それが何よりも嬉しいことだった…



好きな人を友達に紹介するって、すごく照れくさいけど…

大事な友達が、自分の恋愛を応援してくれると、もっともっと嬉しくなる…


さらにもっと…

彼のことが好きになるんだ…






ぎゅ



「ん?」


タオルで髪の毛を拭く湊さんに、軽く抱きつく私。






「…どした?」

「別に~…」


湊さんの着ているTシャツを、両手でぎゅっと掴む。




毎日毎日…

湊さんのことが好きになってるなんて…

さすがに、言えないや。





「…ん……」


私の背中に手を回して、私にキスしてくれる湊さん。



ここ、バスルームでお風呂入ったばかりだから、軽く蒸してるから、こんな場所でキスすると余計くらくらするよ…





「一緒に住もうか?」