イジワル上司のヒミツ

そして、湊さんの手が私の服の中に入ってくる。




「…やっぱり会社休めよ」

「・・・・ばか」










……………



「あれ?いいことでもあったー?」

「な、なんで!??」


湊さんに見送られ、会社に着くと、沙耶香が私にそう言ってきた。





「んーなんとなく?生き生きしてる感じしたからさ~何々?男かい??」

「・・・・(汗)」


まあ、男は男だけど…




「二人ともー!今度の日曜ひまぁ?暇だったら、私の彼氏紹介したいんだけどー」




梓が、美容ドリンクを飲みながら言った。




「梓が彼氏紹介するなんて、よっぽど彼に本気なんだね」

「ち、違うよ」


梓の顔は真っ赤。

こんな梓、初めて見た…




「じゃあ、私もあいつ連れてこうかなー」

「え?沙耶香彼氏できたの?」

「まだちゃんと付き合ってないけど、まあいいでしょ」


この前言ってた、元カレかな?

私たちに会わせるってことは、沙耶香もその人のこと好きなんだね。




「美玲は?彼氏連れてくるの?」

「え!?私??私今は彼氏はいない…」