イジワル上司のヒミツ

今度は、私のケーキがついた指を口の中に入れる湊さん。


その行為も、顔もすごく色っぽくて…

ドキドキしてしまう…



私の指にキスしながら、湊さんは私を見つめてくる…



くらくらする…

心臓が、もうもたないよ…




「美玲…」


湊さんが私の名前を呼ぶと、今度は私をその場に押し倒してきた。



幸せって、こういうことなんだ…


普段の嫌なことも…

今はすっかり忘れてる…



湊さんが好き。


心から好き……







チュンチュン



「おい、起きろよ」

「………うーん…」

「…起きろってば!」



ぺしっ



「いったーーー!」


夢と現実の境目で、うとうとしていたら、おでこにものすごい痛みが走る。