少しだけ、張っていた気が緩んだ。

そして、エレベーターのドアが開き、エレベーターを降りる。



キレイなラウンジ…

あ…またドアがある……



エレベーターを降りると、ラウンジの横にはまたドアがあり、その隣にはボタン。


セキュリティ万全…

さすが、高級なマンションなだけある。



部屋番号を入力するとドアが開き、ドアの向こうには、壁にそって数個のドアが(汗)


でもこのドアは、部屋だよね?

部屋番号ついてるし…



私はメモに書かれた、部屋番号を探す。




あったあった!1305室!

一番、端の部屋だ!


私はその部屋に駆け寄り、インターフォンを押した。



無事に来れたよ〜(泣)

長かった…


自分の頑張りに、ホロリと感動していると…



ガチャ




部屋のドアが、ゆっくりと開く。


私はこの部屋の持ち主がどんな人だとか、そんなことはどうでもよくて…

まず携帯を拾ってくれたことに、お礼を言おうと思った。