イジワル上司のヒミツ

その人に近づくほど、謎が深まっていく…


と、とりあえず早く行って、携帯もらって帰ろう。

茉莉も心配てるし…



私はゴクリと息を飲んだあと、そのマンションのエントランスに入った。

エントランスに入ると、すぐにまたドアがあり、隅には部屋番号を押すボタンが…


震えた手で、メモに書かれた部屋番号のボタンを押すと、なんだかゴージャスな音でピンポーン…と鳴る。




どきどきどき……



『……はい』


出た!



「あ、えっと…………!携帯を取りに来た者ですが…っ」

『……どうぞ』


すると、エントランスのドアが開く。




あ、開いた!

こういう、システムなのね!



キョロキョロしながら中に入り、今度はエレベーターに乗る。



え、えっと……

確か13階だったよな…


私は13のボタンを押し、エレベーターで上に上がる。



あー

やっとここまで来たよ(汗)


あとは、携帯もらうだけだ…