シルティアの魔術師

ーその時でした。


エリス達の背後に、一瞬黒い影が走りました。



「うわぁっ!」


エリスが気づいた時には時既に遅く。


その影は殿下の顔を覆っていました。


悲鳴と共に、彼の体が大きく傾きます。



ドサッ…。



人の倒れる音が森に静かに響きました。