「ど、どこか具合悪いの!?痛い所はない!?すぐに病院に行きましょうっ」 「お、落ち着いて下さい!大丈夫です、大丈夫ですから!」 「本当に……?」 私は不安でなつくんを見上げる。 「だだだ大丈夫ですっ」 なつくんは赤い顔で私から目をそらした。風邪とかじゃないのかしら。でも大丈夫って言ってるし……。 「なら、いいけれど」