「そーいや、唯ちゃん補習のこと聞きに行くんでしょ?」 …あ、そー言えばいそうだった。数々のヒカリの嫌がらせに忘れてた。 「早くしないと、雪村先生部活に行っちゃうよ?」 教室の正面にある時計を指差すヒカリ。 まずい、この時間は先生が部活に行ってしまう時間だ。 「ごめん、ヒカリ。ちょっと行ってくる!」 私は立ち上がり、早くと職員室に行くことにした。 「幸運を祈ってるよ~」 ヒカリはやる気なく手を振り私を見送った。 「ヒカリぃ~先、帰ってていいからね~」 「ほ~い。」