乃「じゃあね皆、バイバイ…」



私はそう言うと車の窓を閉めた。


皆の顔が悲しそうな表情をしていた。

けど、私はそれを見なかったふりをする。



乃「組長、行きましょう」



すぐさま仕事モードに切り替えた。

これは私なりのけじめだから。



父「あぁ、そうだな」



親父の声とともに車が走り出した。




父「……すまないね、乃愛。 本当はこんな危険な仕事をしてほしくなかったんだ」



乃「大丈夫です、瑠兄と雅兄の仇は必ず撃ってきます」



松坂組を潰す。



そして、仕事を終わらせる。



皆の元へ早く帰る。