浮気相手でも、相手が好きなら2番目の彼女だと信じてた。
でも、浮気相手はやはり浮気相手。
浮ついた気持ちの相手。
それが浮気相手。
そんな相手、きっと99番目の彼女よりも価値の低い相手だ。
そんな相手でもいいと思ってたなんて…。
「なんて低脳な頭なんだろう」
「ん、誰が?」
「あんたを選んだあたしだよ」
「はぁっ!?」
絡めていた腕を離して、真央くんに向かい合うように立つと、まじまじと真央くんを見つめる。
うん、冷めた。
「あたし、帰るわ。
あと別れよう。ん?まず付き合ってないから別れようって可笑しいか…。
まぁいっか。解散ということで。じゃあ」
「は?どういうことだよ?っておいっ」
真央くんにサヨナラをしてダッシュで花屋に向かう。

