「空也、蓮覇。」


いきなり呼び捨てにしたからだろうか。
矢部先生は驚いている。
岬先生は嬉しそうだが。


「空也、誰に向かって心配してくれているの?」

「明日香に決まってんだろ。」

「違う、空也は私なんか見ていない。
 この外見を・・・、鈴を見ている。」

「明日香、何で鈴さんを知ってる!」


ここでも生活も終わりにしないと。
真実を話さないといけなくなった。

夢を覚まさせないと・・・。