僕らの想いは反比例







8月22日


晴れ








─某アパートにて─








『お前が居ない世界なんて、生きてる意味ないから。だから、死ぬ時は二人一緒な』


『……は?』


『あれ、キュンって来なかった?』


『うん』


『まさかの即答!』


『何?罰ゲームか何か?』


『違う違う。じゃあこれは?……他の奴ばっか見んなよ。お前の瞳に映して良いのは、俺だけだろ?』


『何それキモい』


『え』


『キモい。重いし怖い』


『んー…、そっかあ』


『で。何よ其れ』


『少女漫画に書いてあった台詞。こーいうので主人公の女の子

がキュンってしてたからちーちゃんもキュンってするのかなーって思って』


『其れは漫画の中だけの話。てか、少女漫画なんて持ってたっけ?』


『友達がオススメだからって貸してくれた。読まないと人生損するよって』


『ふーん』


『ちーちゃんも読む?』


『遠慮しとく』


『だよねー。少女漫画の台詞より、ちーちゃんの好きって一言の方がキュンってくるし』


『ごめん。其れも理解し難いかも』


『とか云ってー』


『其のノリいらないから』


『うん、分かってるよ?其の冷たさがちーちゃんなりの愛情表現だってこと』


『馬っ鹿じゃないの』


『馬鹿で良いよ。ちーちゃんの側に居れるんだったら馬鹿でも何でもかまわない』


『……ほんと馬鹿でしょ』