僕らの想いは反比例







8月21日


晴れ








─某アパートにて─








『そんな格好して、朝から何処か行くの?』


『うん。変かな?』


『変じゃねぇよ。超可愛い』


『じゃあ良かった』


『…何処行くの?』


『ちょっとね』


『ちょっとって何処だよー』


『ちょっとはちょっと』


『……さては浮気だな!?』


『は?』


『あー、やだやだ。そんな子に育てた覚えはありませんよー』


『何云ってるの。全然違うから』


『じゃあ教えなさい』


『友達と遊ぶの』


『えッ』


『……何』


『ちーちゃんに友達…』


『あのね、私にも友達ぐらいいるから』


『あー、そっか。そーだよね。ちーちゃんのこと、勝手に友達いない人にしてた』


『うわ、最低』


『ふはっ、ごめんごめん』


『謝る気無いでしょ』


『あ、バレた?』


『バレない方が可笑しいから』


『まあまあ、気にしない』


『……じゃ、行ってくる』


『あ、ちょっと待って』


『ん、ちょ…っ』


『へへっ、行ってらっしゃいのちゅー』


『…ッ、…馬鹿ッ』


『行ってらっしゃーい』