僕らの想いは反比例







8月20日


晴れ








─某アパートにて─








『ちーちゃんって何のバイトしてるんだっけ』


『飲食店だよ』


『大変?』


『んー、まあね。色々と覚えなきゃだし』


『何処の飲食店ー?』


『……教えなーい』


『どうしてだよー』


『教えたら来るつもりでしょ』


『行ったら駄目なの?』


『駄目』


『行きたいなー』


『駄目ですー』


『ちーちゃんとこの料理食べたいなー』


『私、フロア担当だから料理作ってないよ?』


『おおっ、フロア担当ってことはメイドさんッ!?』


『どうしてそうなる』


『あれ、メイドさんじゃねぇの?ちーちゃんのメイド姿見たかったー』


『変態』


『この際メイド服じゃなくても良いや。ちーちゃんの働いてる姿が見たいから』


『だから教えないって』


『えー、けちー』


『けちで良いよ、もう』


『けちけちー』


『分かったから』


『今度勝手に付いてってやる』


『馬鹿』