そこには敵だった者達の亡骸が馬の邪魔にならないように木上に投げられていた。
全て、1発で仕留めてある。
傷からして、忍具のようなものだろう。
(……なんの気配もなく、ひとりでやったのか?)
一正が驚いて目を見開いた。