一限目の歴史の授業が終わった。


いつもは、得意分野の授業だから眠くないけど…今日は、つらかった。


『瑠璃、眠そうだね。大丈夫?』っとニッコリ笑いながら近づく、博実。
『余裕ね…。なんか、分かんないけど 腹立つな…。』

正直によく分かんない駆られていた。
『仕方がないよ。私、朝は、強いから!』
『悪かったわね…朝弱くて。』
『そんな事でヤケになんないの!瑠璃、いつも成績良いんだから、多少、眠くても挽回できるよ!』

なんだ?嫌みにしか聞こえないですけど!

なんて感情ぶつけても…仕方ない。

何を隠そう、博実と私は、学年総合のトップいつも争う中のです。1位、2位をいったり、きたり。
どっちにせよ、二人共賢いじゃん。って、一人ツッコミを心の中で入れていた。

『ぷっふぅ!(笑)』

『何、笑ってんの!?』

『ううん、別に。』

『ふ~ん。瑠璃ってやっぱり可愛い!』



『はぁあ~?何言ってんの?』

『ごめん!冗談!怒らない!怒らない!』

女子らしからぬ会話を交わし合ってるいつも通りの何でもない朝。



だが、いつもより賑やかだった。