「……へ?」
『だから、行くっつってんの』
ちょっとキレ気味にそう言われて、思わ
ずすいませんと謝ってしまった俺。
なんでそんなに不機嫌なの?
嫌なら来なくてもいいって言ってるのに
。……嫌じゃないってこと?それにして
は不機嫌すぎるし。
だけど結局、その理由を聞くことは出来
なかった。
鍋パーティーは、一週間後に行われた。
「しっつれいしまーっす!」
夜8時頃。
あらかじめ鍵は開けてあると伝えてあっ
たので、チャイムもなしに開いたドア。
先陣を切って入ってきたのは、磯部だっ
た。
「別に、普通の家じゃん」
「オッス!邪魔するぜ、岡田!」
「こんばんは、徹君」


