【完】キセキ~君に恋した時間~





わかってるんだ。


今の美海の言葉が嘘じゃないこと。ただ
。……ただ───。



「俺が、心配なだけだから」



そう言うと、美海は照れたように、あっ
そ、と言ったけど。



「それに男ばっかりじゃないし」



そう言うと、『は?』と低い声が返って
きて。空気がピリッと凍った。



……あれ。


男だけじゃ居づらいと思ってるんじゃな
いかと思ったからそう言ったのに、え、
なにこの雰囲気。



『どういうことよ、それ』


「どういうこと、って……」


『女もいるってこと?』



……なんか美海、言葉が刺々しくないか
。ちょっと怖いんですけど。


「あの、武野さんも居るけど……あ、嫌
なら別に───」

『行くわよ』