【完】キセキ~君に恋した時間~





家に戻った俺は、美海に電話をかけて、
今度鍋パーティーがあることを伝えた。



「そ。美海も来ない?」


『私?』


「うん。ちゃんと栄養もとってもらいた
いし」



それに、きっとあんまり食べてないんだ
ろうから。今も。



すると、電話の向こうからちょっとムス
ッとしたような声が返ってくる。



『……食べてないわけじゃないから』


「うん」


『野菜もちゃんと、取ってるし……』


「うん」


『炭水化物は……時々、だけど……』


「……うん」



美海があれこれと言い訳してくるのが、
なんでか少し可愛くて、口元が緩む。



『もう!さっきからうん、うんってなん
なのその「わかってます」みたいな返事
!ムカつくっ』


「───わかってるよ」