「仲間じゃないのかよ…」


はあとため息をつき、
気絶していた男を日陰に運ぶ。



「…てか、
 やっちゃった…」


下っ端とはいえ
獣牙に代わりはない。

バレなきゃいいけど。



キーンコーンカーンコーン…



「あ、終わっちゃった。
 
 

 次は奏多さんの授業だし、
 真面目に受けるか」



男はそのまま置いていき、
教室に戻った。