「……今度の仕事、
 半年間帰って来れねえってさ…」



ははっと笑う俺を
悲しそうな顔で見つめる楓。




「…親父の友達の所で


 天竜組の時期組長として
 修行って言われた」




淡々と話をする俺。




…だけど楓は、



「悲しいのは
 そのことじゃないんでしょ?」





!?


やっぱり楓はすごい。


「…俺のこと、
 何でも分かんだな…」




そう言うと、

「当たり前でしょ」


と、優しく笑う。