予約していたレストランで ご飯を済ませた俺たち。 時間が経つのは早くて 気づけばもう9時。 「…そろそろ行くか」 そう呟いた俺に 「どこに行くの?」 と、首を傾げる楓。 その質問には答えずに さっきから 繋がれている手を引き、 目的の場所へ 「………うそ、 ここって…」