恭介も涙を拭いて、 「うん! お父さん、 お母さん 大好きっ!!!」 勢いよく俺たちに抱き付く。 俺と楓は目を合わせ、 微笑み合った。 「よし、んじゃ早く行くぞ。 ハンバーグ冷めちまう」 「うん!!!」 「そうね、行きましょう」 恭介が家族になった日。 俺たちは本当の家族のように 毎日笑って過ごした。 そしてもうひとり、 家族が増える日が ついにやってきた…---