俺様君のイジワルな愛し方








なんだこれ………



奏多なのに。



私の手を掴んでるのは、あのムカつく幼なじみの奏多なのに。



どうしてこんなにも、熱いの?



どうして…大和の時みたいに、



胸が………キュンってするの?



意味わかんない…。



……いや、きっといつもと違うからビックリしてるだけ。



それだけ…。







「ここにいろ」



「え?」



「これから試合だから…
他の女に負けないくらい、全力で応援しろよ、バカ」



「は、はあ?
そんなのしないし!」