まぁ、外見だけって言ってたし、良い意味ではないんだけど。
「それより奏多。
球技大会の種目、どうすんの?」
「え、何の話?」
「あのねぇ、今それを決めてるんだよ。
黒板見てみろー。」
岸谷に言われ、黒板に目線を移すと、
『春期球技大会種目選択』と書かれていた。
「………なにあれ。」
「なにってそのまんまの意味。
来月行われる球技大会の種目を決めんだよ。」
「へー。」
「いや、へーじゃなくて。
お前、何やんの?」
「別に、何でもいい。」
書かれてる種目は、サッカー、バレー、バスケ、テニス、ソフトボール、卓球。
これなら、ぶっちゃけ何でも出来そうだ。



