フンッと鼻を鳴らすと… 「関係なくねぇ!!!」 何故か声を荒げ、必死にそういう奏多がいた。 ……え、意味わかんないんですけど…。 「……どこが関係あるっていうの?」 「…や、違…っ今のは…」 「違うんなら“関係ない”でしょ! 無駄に引き止めないで、遅刻するから」 そう言ったら、奏多は今度こそ手を離してくれて。 私はすぐさまペダルを踏んだ。