祐介が何か言おうとしてたけど、
俺はそれに耳を傾けず、
俺もランドセルを背負って、穂香を追いかけた。
『穂香!』
走って走って、やっと穂香に追いつき、
ぎゅっとその手を掴んだ。
『どうしたんだよ…』
『奏多の…ばか…』
『はあ!?』
『っ……ばかぁ!!
奏多なんてきらい…!』
『っ!』
『加藤くんのお嫁さんになるって夢…っ
もういらない……っ!加藤くんなんてきらいー…っ』
『……』
祐介のお嫁さんになる、なんて…
そんな夢、なくていい。
『……いいじゃん別に。
祐介なんかどうだって』
『奏多のせいじゃんか…ばかあ!!
きらい…!!奏多なんてだいきらい…!!』



