俺様君のイジワルな愛し方




チラッと穂香の方を見ると、



穂香は教科書を立てていて、顔がよく見えない。



それでもじっと見ていたら、








穂香の頬に、キラキラとしたものが伝った。




『っ!』




もしかして、



穂香……泣いてるの…?



俺がからかったから…?






でも、授業中だから何も聞けなかった。





初めてだったんだ。



保育園の時は、声をあげて泣いてたくせに、



こんな風に、誰にも見つからないように



声を押し殺して泣いている穂香を見るのは、初めてだった。